2018/8/11更新
大暴落の備え
株式投資をしていて、一番恐ろしいことは、株価の大暴落ではないでしょうか。
個人投資家にとっては、大事に貯めた資金を株式に投入し、その資産が大幅に目減りしたら悲しみを通りこし愕然とするでしょう。
株式の歴史を振り返っても、何度も世界的な株価暴落が起こっています。大切なのは、その時に備えて今からどう動くべきか考えておくべきかと思います。直近では2008年のリーマンショク後の株価の値動きを調べ、なぜ株価の大暴落が起こったのか、原因は何なのか考え将来の備えとしましょう。また世の中の動向を冷静に分析し一時的に株を売却すべきか、保持し続けるべきか正確な判断が問われます。
一番やってはいけない事は、大暴落に連動して株価が下がり続け、下がりきってから売ることです。
かと言っても単なる一時的な下落なのか世界的な大暴落なのか、見極めが簡単に出来たら苦労はしませんね。
例えば、2016年6月イギリスのEU離脱の是非を問う国民投票が行われ、離脱が決定後、日本を含めて株価が大幅に下落しましたが、結局それらは、一時的な下落に留まり、また株価は上昇に転じました。
このような例がある通り、リーマンショッククラスの暴落か一時的な下落なのかの、見極めが大事です。
しかし逆にそういった暴落時は、株価が割安になり、庶民にも株を買いやすくなるメリットもあります。かの有名な投資家ウォーレン・バフェットも株価暴落時に大量買いし利益を得ています。
世界の景気情勢
アメリカ ダウ平均株価
2008年以降10年間上がり続けているアメリカの株価。アメリカの景気も悪くなく、暫く上昇は続きそうです。しかし何が引金になって株価が急落するかは、まだ誰にもわかりません。
2018年に入りまして、世界経済の雲行きが怪しくなってきました。
特にアメリカと中国が、お互いに関税を掛け合い、米中貿易戦争の状況になって来ました。
頑固なトランプ大統領とメンツを重んじる中国だから、簡単には解決するとは思えませんね。
日本企業(特に製造業)はこの機会を活かして、大国同士が争ってるスキをついて、日本のモノ作りの素晴らしさを、世界に発信して売上を伸ばして頑張ってほしいものです。
また、トルコのリラが暴落し、デフォルトの危機が懸念されています。
これらの国発の不況が、世界に影響を及ぼして、世界的な不景気が危惧されていますね。
大した影響がなければ、いいですね。