黒猫です。
何故かボーダフォンの記事ばかり書いていますね。
これ誰得記事だよ。
2018年度のVodafoneの株価はずっと下落傾向でした。
株価下落の要因は業績の悪化による内部的な問題と外部的な要因です。
外部的な要因は、イギリスのBrexitの問題とHuawei社の通信機器の禁止に苦しんでいます。
米国を中心にセキュリティ上の問題があるとして、Huawei排除の流れがありますね。
しかし、
株価はここに来て、底打ちの兆候が見られます。
17ドルの最安値から現在は18.6ドルと株価が上昇していますね。
株価が底打って上昇した要因はおそらく、2つあります。
1つ目は株価が17〜18ドル台となり、配当利回りが約10%となり投資妙味が高くなりました。
腐ってもヨーロッパ最大の携帯電話会社です。ブランド力もあり、買い支えが働いたことでしょう。
2つ目は株価下落による、減配リスクが転換社債の発行により低減したことでしょうか。
転換社債の発行額合計は40億ユーロとされる。
Vodafoneが転換社債を発行した理由は、Liberty Global社(ブロードバンド、ケーブルTV会社)のドイツと東ヨーロッパ事業の買収費用の為です。
買収自体は昨年発表されましたが、独占禁止法の疑いで現在は買収が完了していません。
そもそも転換社債とは何でしょうか。
転換社債とは
更に、Vodafoneはコスト削減の為にイタリアでリストラを実施する予定のようです。
イタリアで1,130人の人員削減計画を発表。
イタリアの従業員数を16%削減することを目指している。
これら社債の発行やリストラの実施によるコスト削減や一時的な収入増により、株価に底打ちの兆候が見られます。
減配リスクが低減したと多くの投資家が判断したものと思います。
しかし、この転換社債の発行により、発行済の株数が約10%も増加するとされています。
株数が増加すると一株当たりの利益率も下がるから株の価値が下がります。
株主としては、株価が更に下がるなら安心は出来ませんね。
Vodafoneの言い分としては、社債が株式に転換される際(2021年と2022年)
に自社株買いを実施して相殺するとされていますが、経営状況によってはそんな余裕がない状況も考えられますね。
高配当が魅力的なVodafoneですが、社債の発行による借金増など、ハイリスクハイリターンの株です。
投資には充分注意が必要ですね。
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