黒猫です。
低コストETFで有名なバンガード社がまたやってくれました。
現時点でも、屈指の経費率の安さを誇るETFが更に安くなりました!(5月発表の情報です。)
他社のETFと比べてどの程度安いのか、まとめてみました。
(マネックス証券で買える主なETFの比較です)
今回、経費率が安くなったETF一覧
ETF | 経費率 |
バンガード米国トータル債券市場ETF(BND) | 0.05%→0.035% |
バンガード・FTSE先進国市場ETF(VEA) | 0.07%→0.05% |
バンガード・米国ミッドキャップETF(VO) | 0.05%→0.04% |
バンガード・S&P500 ETF(VOO) | 0.04%→0.03% |
バンガード・トータル・ストック・マーケットETF(VTI) | 0.04%→0.03% |
バンガード・米国バリューETF(VTV) | 0.05%→0.04% |
バンガード・米国グロースETF(VUG) | 0.05%→0.04% |
バンガード・米国ラージキャップETF(VV) | 0.05%→0.04% |
バンガード・米国エクステンデッド・マーケットETF(VXF) | 0.08%→0.07% |
経費率比較
S&P 500 ETFの比較
ETF | 経費率 | 運用会社 |
VOO | 0.03% | バンガード |
IVV | 0.04% | ブラックロック |
SPY | 0.09% | ステート・ストリート |
バンガードの経費率が最も安いです。
S&P 500 ETFに投資するなら他社のETFを選択するメリットはなし。
バンガードが最も後発だから価格も攻めていますね。
過去10年間のS&P500ETFの年率リターンは約14%
VOO組入れ上位銘柄 | % |
マイクロソフト | 4.06% |
アップル | 3.65% |
アマゾン | 3.22% |
フェイスブック | 1.87% |
バークシャーハサウェイ | 1.65% |
JPモルガンチェース | 1.53% |
J&J | 1.53% |
アルファベット(GOOGL) | 1.48% |
アルファベット(GOOG) | 1.46% |
エクソンモービル | 1.38% |
トータル・ストック・マーケットETFの比較
ETF | 経費率 | 運用会社 |
VTI | 0.03% | バンガード |
SPTM | 0.03% | ステート・ストリート |
どちらも同じ経費率ですね。日本では圧倒的にVTIが有名で人気です。
また、投資信託で買うなら楽天全米株式インデックス(楽天VTI)がVTIベースの商品。楽天VTIの信託報酬は0.1696%
2009年から2019年までのトータルリターンの比較では、VTIが279%(年平均14.2%)SPTMが275%(年平均14.1%)
VTI組入れ上位銘柄 | % |
マイクロソフト | 3.38% |
アップル | 2.87% |
アマゾン | 2.71% |
フェイスブック | 1.55% |
バークシャーハサウェイ | 1.39% |
JPモルガンチェース | 1.29% |
J&J | 1.27% |
アルファベット(GOOGL) | 1.21% |
アルファベット(GOOG) | 1.19% |
エクソンモービル | 1.15% |
米国バリューETFの比較
ETF | 経費率 | 運用会社 |
VTV | 0.04% | バンガード |
SPYV | 0.04% | ステート・ストリート |
ステート・ストリートはS&P 500のバリュー株ETF、一方バンガードは全米株式の大型バリュー株ETF。
ですから厳密には同じバリュー株でも異なる商品です。
2009年から2019年までのトータルリターンの比較では、VTVが245%(年平均13.2%)SPYVが216%(年平均12.2%)
VTV組入れ上位銘柄 | % |
バークシャーハサウェイ | 3.41% |
JPモルガンチェース | 3.11% |
J&J | 3.03% |
エクソンモービル | 2.74% |
P&G | 2.15% |
バンクオブアメリカ | 2.14% |
シスコシステムズ | 1.98% |
ベライゾン | 1.90% |
ファイザー | 1.89% |
インテル | 1.85% |
米国グロースETFの比較
ETF | 経費率 | 運用会社 |
VUG | 0.04% | バンガード |
SPYG | 0.04% | ステート・ストリート |
2009年から2019年までのトータルリターンの比較では、VUGが316%(年平均15.3%)SPYGが335%(年平均15.8%)
VUG組入れ上位銘柄 | % |
マイクロソフト | 7.66% |
アップル | 6.51% |
アマゾン | 6.15% |
フェイスブック | 3.53% |
アルファベット(GOOGL) | 2.74% |
アルファベット(GOOG) | 2.20% |
ビザ | 2.20% |
マスターカード | 1.77% |
ホームデポ | 1.76% |
ボーイング | 1.55% |
米国ミッドキャップ(中型株)ETFの比較
ETF | 経費率 | 運用会社 |
VO | 0.04% | バンガード |
IJH | 0.07% | ブラックロック |
こちらはバンガードが圧倒的に低コストです。
2009年から2019年までのトータルリターンの比較では、VOが289%(年平均14.5%)IJHが270%(年平均14%)
VO組入れ上位銘柄 | % |
ローパーテクノロジーズ | 0.85% |
ワールドペイ | 0.80% |
ファイサーブ | 0.79% |
ムーディーズ | 0.73% |
レッドハット | 070% |
ザイリンクス | 0.69% |
アンフェノール | 0.68% |
ツイッター | 0.66% |
ONEOK | 0.64% |
ダラー・ツリー | 0.57% |
米国ラージキャップ(大型株)ETFの比較
ETF | 経費率 | 運用会社 |
VV | 0.04% | バンガード |
SPLG | 0.03% | ステート・ストリート |
ラージキャップETFではステート・ストリートが若干安いです。
2009年から2019年までのトータルリターンの比較では、VVが278%(年平均14.2%)SPLGが275%(年平均14.1%)
VV組入れ上位銘柄 | % |
マイクロソフト | 3.92% |
アップル | 3.33% |
アマゾン | 3.14% |
フェイスブック | 1.80% |
バークシャーハサウェイ | 1.65% |
JPモルガンチェース | 1.51% |
J&J | 1.47% |
アルファベット(GOOGL) | 1.40% |
アルファベット(GOOG) | 1.38% |
エクソンモービル | 1.33% |
まとめ
S&P500ETFを買うならバンガードのVOOが最も低コストで安い。
その他のETFでは、今回の経費率の値下げでステート・ストリート社のETFとほぼ並びましたね。
ちなみに経費率0.03%で投資額100万円なら年間コスト300円ですから、とても安い。
グロース株やバリュー株のETFは景気サイクルを意識して投資する手間が必要になります。
その点、どんな景気サイクルでも安定したリターンが見込めるS&P500ETFのVOOやVTIは長期投資先として安心感がありますね。
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