黒猫です。
7月24日、AT&T株の第2四半期決算が発表されました。
高配当株として日本人投資家にも非常に人気のある同社。決算内容も気になります。
決算内容はまずまず良く、決算発表後、株価は前日比3.5%程UP!
では簡単に決算内容を見てみましょう。
Non-GAAP EPSはアナリスト予想89セント対して89セント±0%
売上高はアナリスト予想448億5000万ドルに対して450億ドル+1%
営業CFは、前年比40%増の143億ドル
2019年のフリーキャッシュフローのガイダンスを上方修正→280億ドル
第2四半期決算比較(2019,6月〜2018年,6月)
第2四半期 | 2019年 | 2018年 | 増減 |
売上高 | 44957 | 38986 | +15.3% |
営業利益 | 7500 | 6466 | +16% |
営業経費 | 37457 | 32520 | +15.2% |
純利益 | 3974 | 5248 | -24.3% |
GAAP EPS | 0.51 | 0.81 | -37% |
タイムワーナー買収効果が反映されて売上高は大幅増となっていますね。
純利益やGAAP EPSが下がっているのは、タイムワーナーの買収関連費用を計上した為に下がったもので一時的なものです。
負債額減少の推移
懸念されたタイムワーナー買収後の巨額負債は順調に返済されています。
1,800億ドルから減少し、1,620億ドルとなる。
ただし、1,620億ドルは日本円で17兆5000億円だからまだまだ多い😅
キャッシュフローの比較
2019上半期 | 2018上半期 | |
営業CF | 25336 | 19176 |
投資CF | -7299 | -52635 |
フリーCF | 14731 | 8217 |
タイムワーナー買収効果で営業CFとフリーCFは大幅増!
2019セグメント別売上高
売上高 | 営業利益 | |
モバイル | 17512 | 5833 |
エンターテイメント | 11368 | 1514 |
ビジネスワイヤライン | 6628 | 1390 |
ワーナーメディア | 8350 | 1970 |
ラテンアメリカ | 1757 | -221 |
Xandr部門 | 485 | 325 |
合計 | 46100 | 10811 |
本業が携帯電話会社だから、まだまだモバイル部門の売上高が圧倒的に強い。
タイムワーナー傘下のワーナーメディアが加わり、今後はエンターテイメント部門とのシナジー効果が更に発揮され、収益力アップが見込まれます。
来年春には、新たに動画サブスクリプションサービスのHBOmaxの新規サービスも予定されています。
この業界はNetflixを筆頭にAmazon、AppleやGoogle、DISNEYも参入する激戦区となっておりAT&TのHBOmaxが成功するかは現時点では分からない。
ただしHBOのコンテンツはゲームオブスローンズなど質の高い番組も多く、頑張って稼いでほしいものです。
今回の決算は悪くなくAT&Tホルダーとしては安心しました😃
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