黒猫です。
11月7日、楽天が決算を発表しました。
黒猫も楽天株を保有中でしたが、今月の5日頃に全て売却しました。
これで7月頃に売却した楽天株の特定口座と、今月売却したNISA口座の楽天株を合わせてプラス35万程となりました。
これ以上利益を追求しても、いつ含み損になるか不安だから、一旦利確としました😁
投資格言の「頭と尻尾はくれてやれ」ですね。
とカッコつけてますが、チキンハートだから、怖くなっただけという😅
それでは
詳しく決算を見てみましょう。
第3四半期決算
2019Q3 | 2018Q3 | 増減% | |
売上高 | 905781 | 790330 | +14.6% |
営業利益 | 112967 | 133544 | -15.4% |
純利益 | -14754 | 107716 | / |
EPS | -10.43円 | 80円 | / |
売上高は9057億円(前年比14.6%Up)
営業利益は1112億円(前年比-15.4%)
純利益は-147億円と赤字となった。
赤字になった主な要因は楽天モバイル事業の設備投資費です。
10月より楽天は携帯のMNO事業に参入しました。
しかし参入した直後にサービスインとはなりません。
なぜなら楽天は新規参入ですから一から楽天基地局を全国に配備しなければならないからです。
基地局設置には莫大な先行投資が必要です。
また全国に楽天の基地局を貼り巡らせる迄は、KDDIの通信網を借り受ける必要性もあります。
KDDIの回線借受(ローミング)にも当然支払い義務が発生します。
楽天ユーザーが増えれば増えるほどKDDIが儲かる仕組みとなる訳です。
楽天モバイル事業の黒字化は相当な時間を要するのではないかと想像出来ますね。
2〜3年は苦しい決算になりそうです。
ポジティブな話題としては、
楽天の基地局には、
世界初となる完全仮想化クラウドネイティブネットワーク技術が使われます。
最新の高性能な設備を新規から配備できますし、完全仮想化で従来型の基地局より大幅にコストカットできるとのこと。
完全新規で事業を立ち上げるメリットもありますね。
セグメント別売上
インターネットサービス部門(EC)
2019Q3 | 2018Q3 | 増減% | |
売上高 | 561092 | 473575 | +18.5% |
セグメント損益 | 114039 | 99607 | +14.5% |
フィンテック部門
2019Q3 | 2018Q3 | 増減% | |
売上高 | 353995 | 313403 | +13% |
セグメント損益 | 50933 | 51899 | -1.9% |
モバイル部門
2019Q3 | 2018Q3 | 増減% | |
売上高 | 83386 | 66195 | +26% |
セグメント損益 | -33472 | -8868 | / |
モバイル部門は設備投資が重しとなり、33億円の赤字となる。
キャッシュフロー推移
2019Q3 | 2018Q3 | |
営業CF | 105792 | 60612 |
投資CF | -204496 | -44594 |
財務CF | 238701 | 128967 |
基地局設置には莫大な資金が必要です、その為投資CFは大幅増。
財務CFは社債の発行等で増えていますね。
まとめ
楽天の第3四半期決算は大変厳しいものとなりました。
ただしだからといって株価がさらに下落するのかは未知数です。
楽天の携帯事業参入は2017年末に発表されており、発表後は株価もずいぶんと下がりました。
既に株価に織り込まれている可能性もあります。
現在判明している情報を読み解く限りでは暫くは厳しい決算になることが想像されますね。
楽天はリフトの大株主
楽天は米国NASDAQに上場中のリフトの大株主です。
リフトはタクシー配車アプリのUberと並んで、今後の成長が期待されたグロース株。
ただのタクシー配車アプリに思えますが、AIや自動運転のイノベーションによって飛躍が期待された銘柄です。
そのリフト社の大株主が楽天だからリフトの成長次第では楽天株も大きく伸びる可能性もありますね。
楽天株は未来へ投資するグロース株と思って投資すべき銘柄ですね。
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