黒猫です。
ハイテクに投資するETFはVGTやQQQが有名ですがステート・ストリート社のXLKも負けず劣らずの素晴らしいETFです。
今回はそんなハイテクETFで有名なXLK、VGT、QQQを比較してみました。
ハイテクETFの比較
XLK | VGT | QQQ | |
---|---|---|---|
運用会社 | State Street | Vanguard | Invesco |
株価 | 88 | 235 | 204 |
分配利回り | 1.15% | 1.42% | 0.75% |
経費率 | 0.13% | 0.10% | 0.20% |
運用資産 | 250億$ | 240億$ | 810億$ |
組入れ銘柄数 | 69 | 322 | 103 |
PER | 22 | 23 | 22.5 |
XLKはテクノロジー・セレクト・セクター指数に連動する投資結果を目指すETF。
VGTはMSCI US Investable Market Information Technology指数の構成銘柄のうち、あらゆる時価総額規模のテクノロジー株のパフォーマンスに連動する投資成果を目指すETF。
QQQはナスダック上場の時価総額上位100銘柄で構成されるNASDAQ100に連動するETF
XLK 組入れ上位銘柄とセクター比率
XLKのトップ10銘柄
シンボル | 銘柄名 | 比率 |
MSFT | Microsoft Corporation | 19.49% |
AAPL | Apple Inc | 18.97% |
V | Visa Inc. Class A | 5.29% |
INTC | Intel Corporation | 4.35% |
MA | Mastercard | 4.30% |
CSCO | Cisco Systems Inc | 3.25% |
ADBE | Adobe Inc | 2.48% |
CRM | salesforce.com inc | 2.44% |
NVDA | NVIDIA Corporation | 2.19% |
AVGO | Broadcom Inc | 2.14% |
マイクロソフトとアップルの比率がとんでもなく大きいです。
他のハイテクETFと比べても圧倒的な比率です。
XLKの組入れ銘柄数は69と少なく、より少数精鋭に特化したETFですね。
XLKのセクター比率
ハイテクセクターをさらに細かく分類したようなセクター比率となっていますね。
ハイテクソフトウェアとコンピュータ機器、半導体を組み合わせたようなETFです。
VGT 組入れ上位銘柄とセクター比率
VGTのトップ10銘柄
シンボル | 銘柄名 | 比率 |
AAPL | Apple Inc | 17.45% |
MSFT | Microsoft Corp | 15.91% |
V | Visa Inc. Class A | 4.38% |
INTC | Intel Corp | 3.86% |
MA | Mastercard Inc | 3.84% |
CSCO | Cisco Systems Inc | 3.10% |
ADBE | Adobe Inc | 2.07% |
ORCL | Oracle Corp | 1.99% |
CRM | salesforce.com Inc | 1.98% |
IBM | International Business Machines | 1.81% |
XLK程ではないもののVGTもマイクロソフトとアップルの比率が大きいです。
VGTは組入れ銘柄数が322とより多く分散されていますね。
VGTのセクター比率
こちらもXLKと非常に似通ったセクター比率ですね。
同じハイテクセクターですが、XLKよりも広範囲に分散されている印象です。
QQQ 組入れ上位銘柄とセクター比率
QQQのトップ10銘柄
シンボル | 銘柄名 | 比率 |
AAPL | Apple Inc | 12.05 |
MSFT | Microsoft Corp | 11.64 |
AMZN | Amazon.com Inc | 8.8 |
FB | Facebook Inc | 4.92 |
GOOG | Alphabet Inc | 4.62 |
GOOGL | Alphabet Inc | 4.06 |
INTC | Intel Corp | 2.89 |
CMCSA | Comcast Corp | 2.3 |
CSCO | Cisco Systems Inc | 2.17 |
PEP | PepsiCo Inc | 2.12 |
VGTやXLKでは登場しないAmazonやGoogle、Facebookも上位に組み込まれています。
QQQのセクター比率
セクター比率はハイテクセクターのみに限らず、コミュニケーションサービスや一般消費財サービスやヘルスケアなど様々なセクターに分散されていますね。
最も広範囲なセクターに分散されていますね。
トータルリターンの比較とまとめ
XLK vs VGT vs QQQ
どのETFを選んだとしてもS&P500に勝利しています。
3種類のハイテクETFのうち、どれを選択するかは好みによりますね。
経費率が最も低く、最もリターンが優れているのはVGTですね。
過去の結果をかえりみるとVGTへの投資が最適解でしょうか。
ただし、より幅広いセクターに分散投資するならQQQが最も優れていますね。
XLKは中途半端な印象ですが、株価が最も安いから、少額投資家にはありがたいETFです。
VGTとほぼ遜色ないリターンを目指せます。
XLKは組入れ銘柄が少なくアップルとマイクロソフトの比率が非常に高いことがリスクになりえますね。
簡単ですが各ETFを比較してみました。詳しくは各運用会社のHPで詳細を確認してみて下さい。
黒猫は主に配当重視の投資スタイルですが、とにかく過去のリターンが素晴らしいから投資したくなりますね。
もっと早くにETFや米国株の素晴らしさに気付いていたなら投資していたかも知れませんね。
過去には戻れませんから、これからの未来を見つめて頑張るしかありませんね。
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