黒猫です。
今回は連続増配に特化したETFのDGRWについて簡潔にまとめました。よかったらご覧下さい。
連続増配ETFと言えばVanguard社のVIGが最も有名かと思います。
他には配当貴族指数に連動するETFなど配当を重視したETFは様々な種類が販売されています。
WisdomTree社が運用するDGRWもVIGにも劣らない優秀なETFです。
経費率が若干高いもののリターン面ではVIGと同じかそれ以上に優れています。
そんな連続増配に着目したETFがDGRWです。
DGRWとは
DGRWとは、連続増配銘柄で構成された米国株式インデックス。
ポートフォリオは全て米国の株式会社で構成され時価総額の大きい大型株に投資する。
名称 | WisdomTree US Quality Dividend Growth Fund |
---|---|
シンボル | DGRW |
運用開始年月日 | 2013年5月22日 |
株価(7/9) | 46$ |
ETF保有銘柄 | 267銘柄 |
経費率 | 0.28% |
配当利回り | 2.34% |
配当支払月 | 毎月配当 |
DGRWの特徴はVIGと同じく配当の増配に着目したETFですが、一株辺りの株価が現時点で46$と100$以下で購入出来ます。
安さの理由はDGRWが設立された年月日が2013年5月と歴史が浅いからです。
ちなみにVIGの一株価格は約118$ですから半値以下です。
VIGの経費率0.06%と比べるとDGRWの経費率が0.28%と高い点が欠点です。
もう1つの特徴は毎月配当であること。配当は完全な均等分配では無く月によって多かったり少なかったりする。
保有TOP10銘柄
1 | Apple | AAPL | 6.21% |
---|---|---|---|
2 | Microsoft | MSFT | 6.19% |
3 | Verizon | VZ | 5.24% |
4 | Procter & Gamble | PG | 4.26% |
5 | Merck | MRK | 3.13% |
6 | PepsiCo | PEP | 2.99% |
7 | Altria Group | MO | 2.82% |
8 | Intel | INTC | 2.44% |
9 | UnitedHealth Group | UNH | 2.44% |
10 | Bristol-Myers Squibb | BMY | 2.23% |
トップ10銘柄は米国を代表する超優良企業が並びます。特に今の米国市場を牽引するAppleとMicrosoftの比率は高い。
トップ10だけで全体の約38%を占める。
10位以下の銘柄も連続増配の有名な企業を多数含んでいますね。
例えばVISAやMasterCard、American Express、3M、NIKEなど素晴らしい大企業が並びます。
連続増配が可能な企業は、財務が優秀な企業が多く市場を独占するアップルやマイクロソフトなど一握りの優良企業が多数を占める。
DGRWに限らずETFの良いところは、無配に転落したり減配したダメ企業は資産運用会社によって弾かれリバランスされる点ですね。
その点、個別株は減配リスクが高い。
DGRWのセクター比率
株価推移とリターン
DGRWの株価推移
パフォーマンス
年初来リターン | ▲5.71% |
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3年平均 | 9.23% |
5年平均 | 9.77% |
配当成長率
年度 | 一株配当額 | 成長率 |
---|---|---|
2013 | 0.2937$ | ー |
2014 | 0.5571$ | 89.671% |
2015 | 0.6613$ | 18.695% |
2016 | 0.7096$ | 7.308% |
2017 | 0.7073$ | ▲0.328% |
2018 | 0.9295$ | 31.412% |
2019 | 1.0649$ | 14.572% |