黒猫です。
7月28日アルトリアグループの第2四半期決算が発表されました。
決算は思ったよりも悪くなくコロナ渦の環境下では良かったのではないでしょうか。
一安心しました😊
それでは具体的に決算内容を見てみましょう。
【MO】アルトリアの決算内容
EPSは予想1.06ドルに対して1.09ドルと予想を上回る。
(EPS=1株あたりの利益)
消費税引き後売上高は、予想50億7400万ドルに対して50億6200万ドルと若干下回る。
配当の増配
1株あたりの配当が0.84ドルから0.86ドルへ増配
年間配当 3.36ドルが3.44ドルになる。約2.4%の増配率ですね。
第2四半期4月〜6月
2020 | 2019 | 増減 | |
---|---|---|---|
売上高 | 6367 | 6619 | ▲3.8% |
営業利益 | 2796 | 2717 | 2.9% |
純利益 | 1943 | 1996 | ▲2.7% |
調整後EPS | 1.09 | 1.08 | 0.9% |
上半期決算1月〜6月
2020 | 2019 | 増減 | |
---|---|---|---|
売上高 | 12726 | 12247 | 3.9% |
営業利益 | 5132 | 4955 | 3.6% |
純利益 | 3495 | 3116 | 12.2% |
調整後EPS | 2.18 | 2.01 | 8.5% |
まとめ
ご覧のように決算内容は概ね良かったです。
配当も2.4%増配され連続増配は51年を達成!とても偉大な記録ですね。
コロナ渦の大不況でも安定した売上は、タバコと言う特殊なセクターでもやっぱりディフェンシブ株だと感じますね。
近年のアルトリアは電子タバコ会社JUULへの投資や大麻事業のクロノスグループへの投資が失敗するなど株価も右肩下り、ですがその分、配当再投資や買い増しで安く買えましたね。
また、健康問題で電子タバコが次々と規制されつつある流れはアルトリアにとっては追い風になりえます。
理由は電子タバコから既存の紙巻きタバコに戻る喫煙者や電子タバコの代わりになり得るiQOSの販売拡大が控えているからです。
iQOSは電子タバコとは違いFDAの承認済みです。
(iQOSとはアルトリアの兄弟会社のフィリップスモリスが開発した過熱式タバコ)
iQOSが電子タバコ市場を駆逐すれば更に売上アップが望めますね。
既に米国外ではフィリップモリスのiQOSの販売が年々増加しています。
現在、米国では電子タバコにはタバコ税が課税されていません。
電子タバコが普及してもアメリカ州政府には特にメリットがない、それならタバコ税が徴収可能なiQOSが普及した方が州政府にとっても税収が増えるからメリットがありますね。
まとめると決算はそこそこ良かったです😊
米国株 | ![]() |