黒猫です。
2021年2月11日、NASDAQ市場にBumble社が上場されました!
Bumbleとは
Bumbleは出会い系マッチングアプリを運営開発するサービス会社。
誰もがスマホを所有しSNSを発信することが当たり前になった世の中では、人との出会いを求めるサービスもオンライン上でのサービス需要が拡大しています、そういった恋愛、婚活、友達探しのマッチングサービスを提供する企業がBumbleです。
CEOは女性のホイットニー・ウルフ・ハード氏。
出会い系アプリ「Tinder(ティンダー)」の共同設立者
セクハラ被害を告白後、同社を退社し「Bumble」を創業。
Bumbleのアプリは徹底した女性目線のサービスが行き届いているという。
最初のメッセージは必ず女性からと決まっていて、初回は男性からのアプローチは不可能となっている。
2021年1月の時点で、月間アクティブユーザーは4,200万人、BumbleはTinderに次ぐ米国で2番目に人気のある出会い系アプリ。
この分野では既にTinderを擁する、
Match Groupが先行しており株価はずっと右肩上がりで業績も好調に推移しています。
Match Groupは何度か投資を検討したもののなかなかタイミングが合わず投資出来ずにいました。そんね中、IPOされたBumbleは黒猫も注目しています。
株価推移
2021/03/12時点
最新株価:69.26$
公募価格は43$で上場
主幹事証券はゴールドマン・サックス、JPモルガンチェース、シティグループ、モルガンスタンレーなど大手証券会社が中心です。
IPO後は公募価格を上回る水準で株価も推移していますね。
Bumbleの業績推移
通年の業績
2020 | 2019 | 2018 | |
---|---|---|---|
売上高 | 542,192 | 488,940 | 360,105 |
総経費 | 616,593 | 395,687 | 367,319 |
営業利益 | -74,401 | 93,253 | -16,214 |
純利益 | -110,994 | 66,146 | -21,519 |
EBITDA | 143,071 | 101,834 | -10,257 |
上場したばかりのグロース株らしく順調に売上を伸ばしています、ただし一年で売上が100%超えるようなスーパー成長企業では無いですね。
このあたりが株価にどう織り込まれていくのか興味深いです。
株価が年々上がっていくのかは、決算次第ですね。
四半期決算
2020年第4四半期の営業および業績
(2019年第4四半期に対する全比較)
売上高は1億2,630万ドルに対し、31.1%増の1億6,560万ドル。
Bumbleアプリの収益は46.6%増の1億5,580万ドル、Badooアプリやその他の収益は10.5%増の5,980万ドル
有料ユーザーの合計は、200万人に対し、32.5%増の270万人
1ユーザー当たりの平均利用料は$19.99に対し、$20.02。
ガイダンス
Bumbleは、2021年3月期および2021年12月期の収益と調整済みEBITDAを達成する見込み。
2021年第1四半期:
予想売上高:1億6,300万ドル~1億6,500万ドル
予想EBITDA:4,100万ドル~4,200万ドル
2021年通年:
予想売上高:7億1,600万ドル~7億2,600万ドル
予想EBITDA:1億7,300万ドル~1億7,800万ドル。
EBITDAは「Earnings Before Interest, Taxes, Depreciation and Amortisation」の略で、「利払い前・税引き前・減価償却前利益」の意味。
Match Groupとの比較
2021/03/12時点
時価総額 | 2020年売上高 | 有料ユーザー数 | |
---|---|---|---|
Bumble | 7.99B | 582.18M | 約270万人 |
Match Group | 41.25B | 2.39B | 約1100万人以上 |
黒猫の感想
IPO後初の決算はEPS、売上高伴にアナリスト予想を上回りました。
上々の滑り出しとなりましたね。
先行するMatch Groupのように成功すればとても収益率の高いビジネスです。Match Groupの株価推移は右肩上がりで投資家冥利につきる、ずっとホールドしたい優良企業株です。
Bumbleもそのような株になれば最高ですね。
懸念点はマッチングアプリのシェア争い敗れれること。
マッチングアプリの市場そのものは拡大していますね。
米国株 | ![]() |